日々是しかじか

2002年3月8日
花粉症と戯れつつ数日が暗転。
少しでも花粉の侵入を防ぐべくメガネ着用率が高くなった。
この際だから髪を切り。
数年前のレオス・カラックスみたくしたつもり。

ばさっとね。

勢いで、ユーロスペースにてツァイ・ミンリャンの「ふたつの時、ふたりの時間」を見る。
友だちは絶賛してたけど。
やはり、アジアでは侯孝賢や楊徳昌が別格であることを改めて痛感。

そのあと近くで喰った味噌ラーメンは迂回すべきだった。
腹がもたれてI CAN’T DO!

→高田馬場。

友人が撮った映画のラッシュを拝見。
これがなかなか。
俳優の諏訪太郎が出演してて。
やっぱり、いいわーで納得の演技。
今度俺もオファーしてみよう。
 
週末シューティング予定の最終カメリハを終え帰宅。
東芝の会社案内とリクナビに電通テックから返信が来ていた。
彼女から借りた小沢健二のCDを聞きながらざっと目を通す。
とりあえずLIFEは置いといて。
ディスコグラフィー3枚目に相応しい内容と、
相変わらずのリリカルスキルの高さに無条件で乾杯。

しかし、周りの友人の就労意識の低さ。
日々膨れ上がる進学願望。

にんともかんとも。

月の沈黙

2002年3月4日
今日は、前日同様カメリハ。
みんなから「就活どうよ?」と生暖かい声を賜る。
その後、メンバーで鉄板焼をむさぼる。
ある男の「看板娘が可愛い」発言で、急遽向かったそのお店。

当事者不在。

なんてこと。

気を取り直してデジカメを購入。
残高一気に減ってかなりブルー。
これからは証明写真は自分で撮ることに決めた。
照明の比率とかいろいろ変えて。
考えただけでも就活が楽しくなってきた。

デジカメの調子が結構イケてて。
キャノンにエントリーすることにした。

こう見えて、俺、かなりキャノン好き。
デザイン的にはソニーなんだけど、
やはり性能になるとキャノン。

そんなわけで。

今日現在エントリー(予定・済)企業。
!>--
NHK(済)
ソニー
SME
キャノン
凸版印刷(済)
電通
電通テック
博報堂
ギャガ(済)
インファス
ぴあ
ユニバーサルミュージック(済)
本日は、自主映画の撮影リハーサル。
キャストが外国の方なので脚本のトランスファーに多少時間がかかってしまった。
実は、映画というのは撮影前のプリプロと撮影後のポスプロという段階が極めて重要で。
結構作品の出来を左右したりする。
最近は16mmを使っていたのでDVで撮るのは久しぶり。

今回メガホンを撮る監督は、俺と違って几帳面なのでスケジュール的には問題ない。
しかし、毎度のことながら現場は楽しい。
端から見たらどうでもいいようなカットに対して、
「あーでもない」と言い合ってる時間が至福となる。

帰りの車内でふとおもった。

NHKのエントリー止めようかと。

たぶん、というか絶対、俺が撮りたいような映像がブラウン管を通してお茶の間に届けられることはない。

ドラマの有名ディレクターが映画を撮ると大抵イケてない。
照明も演出もイケてない。

なんでだろう。

「好きなものを生業にするなんて都合がいい話」
とよく聞くけど。
やっぱり、好きじゃないと出来ない仕事もあるし、
好きじゃないと残れない仕事もある。
改めてそれに深く納得した一日でありました。
本日は筋肉痛でどうにもこうにもI can’t do!
んなわけで、久々に家でぬくぬく。
先日購入した「広告」を読んでみた。
この手の雑誌はあまり好きではないのだけれど。
少なくとも「広告批評」の方はまるっきりイケてない。
読みはじめるとなかなか面白い。
バックナンバーを見てみると齋藤環や東浩紀。柄谷行人なんかをフューチャーしてるところはなんとも今っぽい。

「電」か「博」かっていわれたら。
作ってるものに関しては「博」に一票。
でもグラフィックにしても写真にしても色使いがあんまし。
アイキャッチの側面からこういうものが好まれているのか、
あるいは逆説的にクリエーターがこういう嗜好を好むのか。

とか考えてるうちに雨が止んだ。

そうそうデジカメ。
5万握りしめてさっそうと→ビックカメラ。
しかし400万画素レベルになると5万じゃ買えませんでした。
分かっちゃいたけど。
デフレが、こー、もう少しクルクルっとしてくれれば。

それから企業訪問前に撮りためた写真やグラフィックをポートフォリオとしてまとめる作業。
フォトショップ様々デス。
で、適当なサイズでファイリング。

俺はアート職ではないけれど、こういう攻め方もあるのではないか。

ないかもしれないけど。

そのあとマーケティングのお勉強。
今さらながらと思いつつも、
未開の分野であったため知らないことが多すぎて。
逆に結構面白い。

博報堂までしばらくESもないし。
とりあえず「やっつけ」でやってみよう。

bedroom FANATIC

2002年2月27日
今日は日の出から青山真治のユリイカを見始める。
これで劇場を含めて3回目。

流れのない空気のたまった空間。
暗い闇の静謐な時間。
甘い狂気。

総尺3時間半也。
小さくて密かなイメージの連なりが現われては消えていく。
「残像の現象」
それらがゆっくりと何かを堆積させていく。

強度を帯びた映像言語。

黒沢清…
瀬々敬久…
槌橋雅博…

日本映画に乾杯。

バジェットがでかくなればなるほど、
製作サイドの発言力はおおきくなる。
自主映画におけるプロデューサーなんて
なんの力もありませんもん。

ユリイカにも回路にも電通のクレジットがあった。
こういう関わりもあるな。
知り合いの映画監督が
電通のとあるセクションが丸々なくなったといっていた。

きっと電通あたりに知り合いがいると後々映画が撮りやすくなるんだろうな。
極めて打算的。

俺がなるかヤツがなるか。

映画は金も時間もかかり。
かつ場所の制限もある。

それでもやはりコンテンツの王様です。

BLUE lines

2002年2月26日
今日は、久しぶりに大学へ。
図書館でしばし気になる本を物色。
デリダ、ドゥルーズ、ラカンの書籍を仲良く一冊づつ拝借。
と、友人に呼び止められる。
これからインファス(STUDIO VOICE等の出版)
のセミナーだとか。
駅へ向いながら短い情報交換。
驚くほど志望企業が同じで、改めてその共通点に納得。
話題は電博のOB訪問へと。
自分よりフットワークが軽い友人をみるにつけ、
前向きに前向きにOne step beyond…と心に誓う。

山手線に揺られ→渋谷。
なんとも久しぶり。
パルコブックセンターで本に囲まれながら満面の笑み。
タワレコでCD3枚無条件に購入。
曽我部の弛緩しつつも強度のある歌声に聞き惚れ、
青山方面へワンダリング。
青山ブックセンターでアウラに満たされつつ、
出版へ思慕の念膨張。
ギャルソンで異空間を満喫。
アパレル方面もやっぱアリだな、で自分の節操のなさに鼻腔がむずむず。

どうやら最近また痩せたようだ。
そんなわけで本日NHKのES無事終了。

イチゴガエル

2002年2月25日
今日は「イチゴガエル」の話から。
「イチゴガエル」という奇妙な名前。
これ、アムステルダムに拠点を置いた、
クリエイティブ・エイジェンシーである。

たった15人で、恐竜に支配された広告業界に戦いを挑んでいる、らしい。

恐竜とは大手=巨大広告代理店のことで。
必要以上の管理職を擁し組織の隅々まで官僚主義に毒された巨大広告代理店は、
図体がでかすぎて滅び去った恐竜に喩えられるべき、らしい。

ダメ恐竜その1
「官僚ザウルス」=会議が長くて、無駄な書類の山を築くことで知られる。
ダメ恐竜その2
「エゴザウルス」=人の意見は全く聞かない、自分の会社が潤うことしか考えていない。
ダメ恐竜その3
「ネットワークザウルス」=グローバルネットワークを築いたつもりでいるが、
世界中で起きている面白いことをそのでかい足で踏み付けてしまう無神経なやつ。

実際に恐竜とは互角以上の戦いを繰り広げているようで、
クライアントには錚々たるグローバル企業が並ぶ。

興味のある方は、
http://www.strawberryfrog.com/main.html

俺もこんな仕事してみたいもんです。
まー、でもそのまえに恐竜の弱点を熟知しなければ。
きっと恐竜の言い分もあるし。
実情知らずに批判もダメ!ダメ!

会社訪問すっぺ。

アイリスに憑かれて

2002年2月24日
今日は鼻汁がエントロピカル(震)
金曜深夜。
朝生を歯磨きしながらシュコシュコ眺めていると。
宮崎哲哉が出ていた。

宮崎にしても、宮台にしても、東にしても。
本の内容云々はさて置き。
その起居振る舞いが面白すぎて。

ツボにはまっております。

博報堂についての書き込みで、
学歴のこといわれてるけど。
昔読んだ本で、
『「面白いやつがいる割合」というのは、
「トップ」1パーセントと「ビリ」1パーセントである。』
と。
-------------------------------------------------
この場合の「ビリ」というのはつまり、
自分の嗜好を特化させて高みを望んだがゆえに、
大学の勉強がおざなりになってしまった人ということ。
-------------------------------------------------
広告業界でクライアントが求めているのは相変わらず、
クリエイティブの能力。
クリエイティブの能力というのはその人の経験値に大きく拠っているもの。
それは机上の「お勉強」では身につかないもの。

俺は、美大出の人を毛嫌いしていた時期があって。
それは、美大受験が頓挫したことに由来する
かなり卑屈で屈折したものであり。
すごく間違っていた(反省)

今の大学に入ったとき4年間で人の何倍も本や映画や音楽に浸ろうと思った。
だから、睡眠時間は人の半分。
大学病院で脳波を取ってもらった時。
α派がほとんどなく、
「いつも頭のどこかが働いている」人間だといわれた。

ニヤリとした。

広告に限らず旧体制ブリバリの業界は、利益構造の安定化こそが絶対の組織最適解なのであって。
広告の事業が得意先と媒体社とのパイプコントロールを旨とする以上、収益が上がれば万万歳。
ただそれがグロテスクになるとちょっとキツイ。

今回俺はOB・OG訪問で自分の適正というものを改めて見てこようと思う。

!>--
parisさん。
スタイリッシュな文章いつも楽しく読んでます。
ユキさん。
お互いこの日記をペースメーカーにしてがんばりましょう。

柔らかい倒錯

2002年2月23日
本日はバンド仲間と再開。
少し寝過ごした。
慌てて着替え、チャリンコを走らせる。
BGMはフィッシュマンズ。

着いた途端ヤツはやはり遅刻。
まぁ、いい。
気長にまとう。
本屋へ。
ふと、Esquireを見てみると。
好きな写真家「森山大道」と写真集団「マグナム」の特集。
ふむふむ、と読みふける。
写真は白黒が好きだ。
映像が光と影を基底に据えているとすれば、
当然の帰結。

ヤツ到着。
どうやらTACに通ってるらしく、公認(会計士)の勉強話を少々。

これで我がバンドは俺を除いて就活は「無しよ。」の世界。

飲んだくれのジョニーを口ずさみながら帰宅。
メールチェックすると電通テックから返信が来てる。
ホームページ更新シマシタ。らしい。

そろそろ会社訪問でもしてみるかと思っている昨今。
業界勉強でもしてみます。

かなり遅いけど。

!>--relaxさん。
   俺もリラックス好きです。

Ordinary PAIN

2002年2月22日
今日は映画を見にいった。
なんだかんだで結構お久。
ピアニスト。
痛かった。

そして帰ってくるなり、テレ東でダーティーハリー。自分的にはダーティーハリーは1か4なのだが。さらに、ビデオでボディ・スナッチャーを観賞。ドン・シーゲルの偉大さに改めて乾杯。

ここ数日愛機G4の調子が悪い。
GAGAのES作成のためほこりをかぶっていたVAIOを引っ張り出す。
ウイ−ン…
そつなくこなし。
DO IT!

そして、NHK。
NHKでその昔ソリトン SIDE B という番組ををやっていたのだが。
トップランナーよりこっちの方がよかったなぁー、で納得。
断然「はな」ちゃんよか「緒川たまき」の方がいけてるんだけど。
そういえばだいぶ前、岩井俊二がでてたっけ。
岩井俊二は現場でなかなか「オッケー!」を出さないらしく。
いつだったかカメラマンに海に投げられたとか。
撮影は疲れる。
不眠不休が長く続きゃ−、やっぱ。ヤルヨ(殺)

あー、NHK終わらん。
3行ごとにタバコに火をつけてる…

そんな鬱積した気分から。
最近留学熱が再び。
NYUかドイツか。
悩むところだ。

ドイツの手が届きそうなほど曇った空。

しかし日本は生きづらい。

コウコクノアリカタ

2002年2月21日
今日未提出の課題を出しに専門のある高田馬場にいった。
偶然、高校時代からのバンド仲間にあった。
卒論落とされたらしい。
洒落にならん。
いつもにもましてダーティーな空気が彼を包んでいた。
そんで、専門で次回撮る映画についてミーティング。
帰宅してメールチェックしてると、
博報堂からメールが来てた。
OB・OG訪問会。俺は就職活動を自分の適性をみるいい機会だと思ってて。
割と幅広く活動するつもりではある。
仕事として広告に関心をもったのは高校生ぐらいだったと思う。
それまでは、グラフィカルな部分で惹かれていたのだけど。
大学に入ってもその夢はもち続けていた。
夏に電通のクリエーティブ塾に応募してみて。
友人にすすめられてなんとなく応募しただけだったんだけど。
1次がたしか写真とテキストの課題だったと思う。
写真は結構撮ってたし、
もの書くのも好きだったから、
ふつーに通って。
今度2次。
その時点で60人ぐらいだったかな。
CRテスト。
自分は映像やりたいなー、ってそのころすこしづつ思ってたけど。
でも出題はコピーとか考えるやつ。
あれは参った。
世間でいうお洒落さんみたいな人がカリカリ鉛筆走らせてて。
正直ちょっと引いた。
結果は2次落ち。
まぁ、しょうがないや。
それからしばらく広告のことは忘れていて。
映画を生業にしていけたらなー、と思っている昨今。
うーん、今さらながらと思うものの。
あー、どうしよう。
博報堂が田町にあるって結構最近知った(笑)
毎日大学で乗り降りしてるのに。
近頃興味があるのはデジタルシネマ。
そのインフラとかコンテンツとか。
あと、ナップスター以降大手が参入する音楽配信。
そんなエンタテインメントを軸にした仕事がしたい。
だから、ニューメディアと広告について聞いてみたい。

坂道発進

2002年2月20日
こんにちは。
ハウスダストに悩まされながら初めての書き込み。唐突ながら今日は朝一から教習所へ行ってきた。
三回エンスト。
その後バックで大逆走!
これも人生の縮図かも…
と余裕を見せてはみたけれど。
プルプル震える両手足は遂に我が意にあらず。
初のES(ユニバーサルミュージック)を書き始めるも。
うーん…二秒。
いや、二行で即死。
しばし、クリント・イーストウッドの映画を見て気分転換。
さすがに、青山真治がゴダールと比較してたことはあるなー、
で納得の出来。
これから、友人と次に撮る自主映画の打ち合わせ。どうなることやら。

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